
身に覚えのない「お支払い金額のお知らせ」メールが届き、思わず開いてしまった。そんな経験はありませんか。2025年12月現在は、三井住友カードを装ったフィッシング詐欺メールが急増しています。詐欺メールの手法は、年々巧妙化しており、Vpassの「ID・パスワード」入力させ盗み取る手口が増えています。
本記事では、不審メールの見分け方から、万が一情報を入力してしまった場合の対処法まで、初心者にも分かりやすく解説します。
三井住友カード「お支払い金額のお知らせ」詐欺メールとは?
目次
三井住友カードを装ったフィッシング詐欺の中でも、「お支払い金額のお知らせ」という件名を使う手口が増えています。一見すると毎月届く通常の案内に見えるため、開封してしまう人が少なくありません。この章では、この詐欺がどのようなものかを整理し、なぜ多くの人が引っかかってしまうのかを解説します。
実態は偽サイトに誘導するフィッシング詐欺
三井住友カード「お支払い金額のお知らせ」詐欺とは、正規の利用通知や請求案内を装い、偽サイトへ誘導するフィッシング詐欺です。メールやSMSには「ご利用金額の確認」リンクをタップするとVpassを模した偽のログイン画面が表示されます。
この手口が厄介なのは、件名や文面が実際の公式通知と大変によく似ている点です。以前あったような、「不正利用のお知らせ」など、ユーザを焦らせるような文言が一切入っていないことが最近の特徴です。
普段からカードを利用している人ほど「いつもの連絡だろう」と判断しやすく、警戒心が下がってしまい偽サイトへアクセスしまう人が後を絶ちません。
実際に出回っている三井住友カード詐欺メールや偽サイトの特徴
三井住友カードを装った詐欺メールの最大の特徴は、URLをクリックすると本物そっくりの偽サイトが表示され、VpassのIDやパスワードを入力させようとする点です。画面の見た目だけでは判断できないため、メールアドレスやURLそのものを確認することが重要になります。
実際に到着した三井住友カードの詐欺メール
以下画像は先週届いた三井住友カードの詐欺メールです。本物そっくりですね。相違点はメールの宛先が登録しているアドレスと相違している点と、メール文面が少し変です。

「三井住友カードマスターをご利用いただき有難うございます」
マスターカードだったら分かりますが、カードマスターって???フィッシング詐欺を見抜くには、このような違和感を感じることが大変重要です

こちらは送信元メールアドレスがあきらかに変です。三井住友カードの公式ドメインは以下になりますのでチェックしておきましょう
三井住友カードの公式ドメイン
・contact.vpass.ne.jp
・vpass.ne.jp
・mail.vpass.ne.jp
・smbc-card.com
・prepaid.smbc-card.com
・payment.vpass.ne.jp
・contact.smbc-card.com
詳細は以下三井住友カードの公式ホームページから確認をお願いします。
実際に偽サイトへアクセスしてみました
本物と見分けがつかないサイトになっています。ID・PWを入力してしまうと、ログイン情報がハッカーの手に渡ってしまうので厳重警戒が必要です。偽サイトはロゴや配色まで本物そっくりですが、ログイン後すぐ追加情報(カード番号や暗証番号)を求めたり、他のページに移動できなかったりする特徴があります。
対策として、メール記載されているアドレスからログインするのではなく、かならず公式アプリからログインする習慣をつけると詐欺被害のリスクを大幅に減少できます

万が一、詐欺サイトで個人情報を入力してしまった場合の対処法
万が一、詐欺メールのリンクを押してしまったり、偽サイトでIDやパスワードを入力してしまった場合でも、迅速に対応すれば被害を最小限に抑えられます。
まず最優先で行うべきなのは、VpassのID・パスワード変更です。あわせて、同じパスワードを使い回しているサービスがあれば、すべて変更してください。片っ端からログインされ被害を拡大させてしまいます。
次に、Vpassで利用明細を確認し、身に覚えのない請求がないかをチェックします。カード番号や暗証番号まで入力してしまった場合は、放置せず必ず公式窓口へ連絡してください。
| 問い合わせ内容 | 窓口名 | 電話番号 | 受付時間・補足 |
|---|---|---|---|
| Vpass ID・パスワード関連 | Vpass自動音声サービス | 0570-001-298 | 24時間対応 |
| 口座番号を入力してしまった場合 | 三井住友カード 相談窓口 |
0120-919-456 06-6445-3530 |
年中無休・24時間 接続後「#」→「4」を選択 |
| クレジットカード番号を入力してしまった場合 | 三井住友カード 不正利用対応窓口 |
0120-919-456 06-6445-3530 |
年中無休・24時間 接続後「1」→「1」→「3」→「3」→「1」を選択 |
※ メールやSMSに記載された電話番号は使用せず、必ず公式に確認された番号へ連絡してください。
※ 電話口で暗証番号やパスワードを求められることはありません。
三井住友カード フィッシング詐欺被害にあってしまった場合の補償について
近年のフィッシング詐欺は、公式サイトと見分けがつかないほど巧妙化しており、注意していても被害に遭うケースが後を絶ちません。そのため、被害に遭った事実だけで「自己責任」と判断されるわけではなく、状況次第では正当に補償を受けられる可能性があることを知っておくことが重要です。
補償の判断基準になる「会員補償制度」の考え方
三井住友カード会員規約の中では、「第14条 会員保障制度」で補償の仕組みや範囲が明確に定められています。この制度は、第三者による不正利用が発生した場合に、一定の条件を満たせば会員の損害を補填する仕組みです。カード会社は、被害の経緯や詐欺の手口、利用状況などを総合的に確認したうえで、不正利用かどうかを判断します。
補償されるかどうかの分かれ目になるポイント
補償されるかどうかは、「被害に遭った」という事実だけで決まるものではありません。判断の分かれ目になるのは、どのような経緯で情報が盗まれ、不正利用に至ったのかという点です。
特に重視されるのは、会員に重大な過失があったかどうか、被害発覚後の対応が適切だったかといった点です。
フィッシング詐欺被害が「補償される」基本条件(第14条1項)
次の3つを満たす必要があります。
- 紛失・盗難・詐取(フィッシング含む)による不正利用であること
- 警察に被害届を出していること
- 三井住友カードに速やかに連絡していること
フィッシング詐欺は「詐取」に該当するため、原則として補償制度の対象に含まれます。
フィッシング詐欺被害が補償されない代表的なケース(第14条3項)
・暗証番号が使われた取引(暗証番号を入力した取引)は基本的に補償対象外です。
・申告前の60日より古い利用分
・暗証番号を教えてしまった、カードの管理が不十分だったなど)
・同居の家族や代理人による利用と判断された場合(第三者利用と認められない場合)
詳細は以下カード規約を参照ください
よくある質問(FAQ)
まとめ
「お支払金額のお知らせ」という件名でも、メールの内容をそのまま信用するのは危険です。とくに普段とは違うメールアドレスやSMS通知の場合は要注意です。何か変だな?と思ったら、一度立ち止まり、公式ルートで確認する習慣を持つことが何よりのフィッシング詐欺防御策になります
- 「お支払金額のお知らせ」を装う詐欺が実在する
- URL先は本物そっくりの偽サイト
- 正規ドメインは smbc-card.com
- 確認はVpassアプリから行う
- ログイン情報入力してしまったら即窓口へ相談対応する


