MalwareCrusher(マルウェアクラッシャー)とは
目次
Malware Crusher Inc; Fiefly から提供されている有償のウイルス駆除ツールです。
「注意!脅威が見つかりました」「あなたのシステムは危険にさらされています」などの大量エラーを吐き出すシステム警告を使い、ユーザーの不安を煽ります。
解決するためにクレジットカードや電子マネーで「MalwareCrusherの有償版の購入」へと誘導する手口です。名前はマルウェアクラッシャーですが、全くマルウェアを検知しませんし、駆除もできない不要な詐欺ソフトです
むしろ導入していることでウイルス感染しやすくなります
ちなみに、MalwareCrusherは、Mac向けアプリも確認されています。
MalwareCrusher(マルウェアクラッシャー)の感染ルート
MalwareCrusherの感染は、海外のフリーソフトダウンロードページや、画面のネット広告に提示されたインストールの提案に同意してしまう事がきっかけと考えられます。
また、Malware Crusherを削除したいユーザーを狙い、インターネット検索画面で、別の迷惑ソフトをインストールさせようとする手法も存在します。
[ads]アンインストールを紹介しているページでは日本語を、機械で翻訳したような不自然な日本語のページが存在しそこから、さらに不要なソフトに感染することになります。注意しましょう。
Malware Crusher(マルウェアクラッシャー)の購入ページ
警告画面で表示された「今すぐ解決」ボタンをクリックすると、マルウェアクラッシャーの有償ライセンス購入ページに飛ばされます。ウイルス対策ソフトベンダーである、マカフィー社のロゴ等で安全性をアピールしていますが、まったく安全じゃなく、大変危険です。
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この購入ページを調べてみたところ、クレジットカード情報を入力する画面にも関わらずSSLサーバー証明がないサイトになっています。つまり入力内容が暗号化されておらず、外部から丸みえ状態です。
入力する重要な個人情報を根こそぎ盗まれる可能性のある危険なサイトであることがわかります
Malware Crusherのアンインストール削除方法
【CTRL】→【Shift】→【ESC】3つボタンを同時に押してください
Windowsタスクマネージャーが起動します。ここからバックグラウンドで動いているMalware Crusherを強制的に
終了します
まず【プロセス】タブを開きます。Malware Crusherが動いていたら「タスクの終了」をクリックします
次に【スタート】→【コントロールパネル】→【プログラムのアンインストール】
※コントロールパネルの表示方法で「プログラムと機能」の場合もあります
※MacOSの場合
アプリケーションをゴミ箱へ移動するだけです。これでアプリケーションはアンインストールされます。
契約してしまった有償ソフトの解約について
間違ってクレジットカードで有償ソフト(ライセンス)を購入してしまった方は、まず最寄りの消費者センターへ解約の相談を行ってください。
消費生活センター等では、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理にあたっています。
局番なし188(いやや)
有償ソフトはすべてサブスクリプション契約となっており、定期的にクレジットカードよる
引き落としが解約するまで継続的に行われます。
購入先は「海外」となりますので日本の法律が適用されません。
解約は困難ですので注意してください。
消費者センターでの対応が難しい場合は、クレジットカード会社へ相談です。
状況の理解が進めば、クレジットカード番号変更も対応いただける場合があります。
Malware Crusherの連絡先
詐欺ソフト被害の参考や注意喚起
国民生活センター(消費者センター)
・偽警告について説明資料
・パソコン操作中に、突然警告音が鳴りすぐに電話するように表示された
・突然現れるパソコンの警告表示をすぐにクリックしないこと! その表示は、有料ソフトウエアの広告かもしれません
・ウェブサイト閲覧中のニセの警告音にだまされないで
・エラー表示などでパソコンソフトを購入させる手口に注意 そのエラー表示は本物??
IPA(独立行政法人 情報セキュリティ推進機構)
・ウイルスに感染したという偽警告でサポートに電話するように仕向ける手口に注意
・ブラウザに「ウイルスを検出した」という旨の警告が表示されて終了させることができない場合の対応手順
・情報セキュリティ安心相談窓口