Driver Reviver(ドライバーリバイバー) とは
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ドライバーの問題をスキャンし、エラー修復をする為に、有料のソフトを購入させようとする不正プログラム(PUP)です。Registry Reviver(レジストリ リバイバー)と感染画面がそっくりなので仲間だと思います。カナダのソフトウェア開発会社 Corel(コーレル) の傘下にある ReviverSoft(リバイバーソフト) が提供している迷惑なソフト(不正プログラム)のようです
このDriver Reviver(ドライバーリバイバー)についても、インターネットのリスティング広告をクリックし誘導されたサイトから、ソフトを「ダウンロード」することで感染します。
エラー件数が少ないので、あまり気にしない方も多いかもしれません
ドライバーリバイバーに感染するとパソコンに常駐しますので、常に偽のエラー画面が表示され、しつこく有償ソフトの購入を迫ってきます。もちろん再起動を行っても画面は消えません。
この手のソフトはウイルス感染(マルウェア)する可能性もありますし、個人情報や大事な資産情報を窃取される可能性がありますので、早めの削除を行ったほうがよいでしょう
エラー画面の「すべて更新」をクリックすると、下記の通り有償ソフトの購入ページに飛ばされます。
ここで Driver Reviverの有償ソフトを購入してしまうと、毎年クレジットカードから請求が発生する定期購入商品となっています。
利用規約上、cleverbridge AG, (所在地:Gereonstr. 43-65, 50670 Cologne, Germany) およびcleverbridge, Inc.,所在地:350 N Clark St Suite 700, Chicago, IL 60654, USA) は両社共に以下「クレバーブリッジ」と略称される国際的なeコマース取引の企業である問い合わせ先はドイツになってます。
解約は困難と想定できますので、商品の購入を行わないようにしてください。万が一ソフトを購入してしまった場合は、最寄りの消費生活相談窓口(消費者センター)に相談しましょう
消費者ホットライン 188 (いやや!)
お住まいの市町村の消費生活相談窓口につながります
Driver Reviverの感染経路
インターネット上の広告をクリックする事でダウンロードページに飛ばされ、そこからDriver Reviverをインストールすることで感染します。アプリケーションソフトを販売しているソフトソフトニック社の(softnic)のページなどによく広告が掲載されていますので、クリックしないよう注意してください
Driver Reviverのアンインストール削除方法
【スタート】→【コントロールパネル】→【プログラムのアンインストール】
プログラムの中から「Driver Reviver」を探しアンインストールをクリック
※プログラム一覧に表示されない場合
Windowsのスタート →【すべてのプログラム】→【ReviverSoft】→【 Driver Reviver】→ 【Uninstall】
インターネットが立ち上がり、「古いドライバーが見つかりました」などメッセージが表示されますが、右上の「×」で消してください
これでDriver Reviverのアンインストール削除は完了です
レジストリのクリーンナップ
最後にレジストリや不要ファイルを掃除していきます。アンインストールで表面上は消えますが、不要ファイルが大量にパソコンに残る場合があります。
・HKEY_CLASSES_ROOT ・・・ ファイルの拡張子の関連付け情報などが格納
・HKEY_CURRENT_USER ・・・ すべてのユーザーに適用される設定が格納
・HKEY_LOCAL_MACHINE ・・・ 現在ログインしてるユーザーに適用される設定が格納
契約してしまった有償ソフトの解約について
間違ってクレジットカードで有償ソフト(ライセンス)を購入してしまった方は、まず最寄りの消費者センターへ解約の相談を行ってください。
消費生活センター等では、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理にあたっています。
局番なし188(いやや)
有償ソフトはすべてサブスクリプション契約となっており、定期的にクレジットカードよる
引き落としが解約するまで継続的に行われます。
購入先は「海外」となりますので日本の法律が適用されません。
解約は困難ですので注意してください。
消費者センターでの対応が難しい場合は、クレジットカード会社へ相談です。カード会社の連絡先はお手持ちのクレジットカードの裏に番号が記載されています。ますはこれ以上の被害を防ぐために、カードの利用停止を行います。
話が進まないような場合は、もよりの警察署に被害届を提出しましょう。その「受理番号」をもってクレジットカード会社と相談を進めるとよいでしょう
詳しくはこちらの記事を参照してください
参考
国民生活センター(消費者センター)